「心の教室」 自分を大切に あおば館心理部の支援

あおば館心理部は、常勤心理士2人と非常勤心理士1人で活動しています。
そして個別心理療法(プレイセラピー・個別面接)と集団心理療法(「心の教室」)を通して、子どもたちを支援しています。 

心の教室」では、『尊重』(「自分を大切にする」「自分を大切にしながら、相手の気持ちを大切にする」)を、体験しながら学んでもらいます。
内容は1回60分で「ウォーミングアップ→心理教育→アート(作品制作を通して表現)→振り返り」です。
ウォーミングアップでは、「今の自分の気持ちがどんな風なのか?」に焦点を当て、色などで表現してもらいます。そしてブレインジム体操(脳の体操)を一緒にやり、体の変化を見つけてもらいます。また、自分が「心地よい感覚」になれる何かを探し、嫌な気持ちの時にはその「心地よい感覚」を使って、気持ちを切り替える練習をすることもあります。1つ1つは、とても簡単なことです。けれど、こういった種まきをしておくことで、不快な気持ちが出てきた時に、それに対処する方法を一緒に見つけることが出来ます。アートの時間は、子どもたちの制作意欲に花が咲き、アイディアいっぱいの素敵な作品が作られたり、みんなで1つの作品を作ったりしてきました。    

『心の教室』の中で、子どもたちが元々持っている優しい気持ちが発揮され、自然に「ありがとう」と言い合えるグループに成長してきた時には、スタッフはとてもうれしく、やりがいを感じます。子どもたちには、どこかに自分の居場所を見つけてほしいと思っていますが、この『心の教室』がその1つになってくれたら幸いです。

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