Facebook
Instagram

里親制度をもっとよく知ろう

里親制度とは

里親制度は、何らかの事情により家庭での養育が困難又は受けられなくなった子ども等に、温かい愛情と正しい理解を持った家庭環境の下での養育を提供する制度です。 家庭での生活を通じて、子どもが成長する上で極めて重要な特定の大人との愛着関係の中で養育を行うことにより、子どもの健全な育成を図る有意義な制度です。
実は、里親制度には、短期間の里親や経済的な支援があります。

里親の種類

養育里親

様々な理由により、家庭で生活することが出来ない子どもを、家庭に戻れるようになるまでの間、又は自立するか18歳(場合によっては20歳)になるまでの間養育していただきます。

専門里親

虐待等により心に傷を受けた子ども、非行等の問題を有する子ども、障害がある子どもを、専門的な知識と技能を用いて、2年以内の期限付きで養育していただきます。

養子縁組里親

様々な理由により、家庭で生活することが出来ない子どもを、養子縁組によって養親となることを前提に養育していただきます。

親族里親

両親、その他養育する方が死亡、行方不明等の状態となった子どもを、扶養義務のある親族及びその配偶者の方が里親となって養育するものです。

里親になるためには

里親制度について詳しくご説明し、要件を確認のうえで申請していただきます。認定・登録にあたっては、研修や施設での実習を受講していただいたり、職員が家庭訪問等をして申請者の家庭状況(家族構成、住居の状況、収入状況、資産状況、健康状態等)を調査したりした上で、社会福祉審議会の意見も聞き、知事が里親登録が認めると里親として登録されます。

基本的な要件

  • 禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなるまでの者
  • 児童福祉法等、福祉関係法律の規定により罰金の刑に処され、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなるまでの者
  • 児童虐待又は被措置児童等虐待を行った者その他児童の福祉に関し著しく不適当な行為をした者

養育里親

養育里親研修を終了していること ※年齢に一律の上限は設けない。養育可能な年齢であるかどうかを判断。

専門里親

専門里親研修を修了していること 次の要件のいずれかに該当すること
  • 養育里親として3年以上の委託児童の養育の経験を有すること
  • 3年以上児童福祉事業に従事した者であって、都道府県知事が適性と認めた者であること
  • 都道府県知事がア又はイに該当する者と同等以上の能力を有すると認めた者であること
委託児童の養育に専念できること ※年齢に一律の上限は設けない。養育可能な年齢であるかどうかを判断。

養子縁組里親

養子縁組里親研修を修了していること ※一定の年齢に達していることや、夫婦共働きであること、特定の疾病に罹患した経験があることだけをもって排除しない。 子どもの成長の過程に応じて必要な気力、体力、経済力等が求められることなど、里親希望者と先の見通しを具体的に 話し合いながら検討。

親族里親

要保護児童の扶養義務者及びその配偶者である親族であること 要保護児童の両親等が死亡、行方不明、拘禁、疾病による入院等の状態となったことにより、これらの者による養育が期待できない要保護児童の養育を希望する者であること
都道府県児童福祉審議会の意見聴取
都道府県児童福祉審議会の意見聴取
親族里親の認定
5年ごとの登録の更新(更新研修の受講) ※専門里親は2年ごと

登録までの流れ

里親MOVIE

中日青葉学園 施設紹介

中日青葉学園 里親制度のご説明

スケジュール

中日青葉学園は愛知県の委託を受け、令和4年度の重点エリア啓発として北名古屋市と東海市で毎月1回里親養育体験発表を開催します。ぜひ会場へお越しください。

新型コロナウイルス感染拡大のため、中止になる可能性もあります。

里親Q&A

気になることにお答えします

里親と子どもの相性や受け入れ環境が整っているか、また子どもや実親の意向なども確認しながら、児童相談所で委託が可能かどうかを判断します。里親登録されても、すぐに子どもが委託されるというわけではありません。
子どもとその家庭の事情によって児童相談所が判断します。数日の場合もあれば、数年、または自立するまでという場合もあります。予定していた期間と変わることもあります。
大丈夫です。里親として子どもを迎え入れるために必要な知識などは、登録前の研修で身につけることができます。
実子がいても里親になることは可能です。家族の一員である実子の理解や協力が必要になります。
子どもを選ぶことはできませんが、ご家庭の事情に合わせて希望は伺いますのでご相談ください。
子どもの養育に支障のない範囲であれば、共働きでも里親になることができます。子どもを養育するため、保育所や放課後児童クラブ等を利用している里親もいます。
児童相談所や里親支援専門相談員が、家庭訪問や電話で相談に乗ります。悩み等を情報交換できる里親サロンや、休息のために一時的に子どもを預かるレスパイトケアを利用できます。

新着情報

お知らせ2022.07.05
令和4年度スケジュールを掲載しました。
お知らせ2021.06.22
令和3年度スケジュールを掲載しました。
お知らせ2021.06.01
令和3年度の里親啓発フォスタリング事業を、愛知県から受託しました。
フォスタリングマークは、里親制度の普及や、里親養育を支えるネットワークを築くきっかけとして誕生したシンボルです。
温かな家庭を必要とする子どもが、育ちを支える里親家庭と結ばれ、その里親家庭を支える社会の輪が広がっていくことをめざしています。